地上型レーザスキャナの業務使用実績
実績 Case 1
災害調査402号他被災箇所測量委託
平成25年度 新潟県長岡地域振興局与板維持管理事務所
業務の特徴
- 平成25年7月の豪雨により発生した大規模斜面崩壊箇所の災害調査。
- 非常に広範囲な斜面崩壊で、大量の崩落土砂が流出。
- 崩落箇所は多量の水分を含み再崩落の可能性がある(二次災害の危険)。
- 全面通行止の早期解除に向け、迅速な現況把握が必要。
総延長=約800m ※航空つなぎ写真(出典:新潟県 与板維持管理事務所)
地上型レーザスキャナを使用し、現地計測を3日で完了
業務の成果
- 現地作業を早期に完了させることで、全面通行止の早期解除に寄与した。
- 計測結果から平面図・縦横断面図作成、土砂撤去量算出を実施した。
地上型レーザスキャナにより計測した点群データ
実績 Case 2
数値地形図作成魚野川流域測量業務
平成27年度 国土交通省北陸地方整備局湯沢砂防事務所
業務の特徴
- 延長約3km、面積約0.8k㎡の数値地形図(平面図:地図情報レベル500)作成。
- 豪雪地帯のため現地作業期間は1ヶ月程度(業務着手:10月14日)。
- 上流部は狭い渓谷で、左右岸の山地部は急峻な斜面である。
- 段丘面には広葉樹林が発達し、山地部にはスギ植林が占める。
- 河道周辺ではヨシやツル性植物(クズ等)が繁茂している。
両岸に急峻な斜面が続き、上流の山地部にはスギ植林が点在
河道周辺には河川性の草本類が繁茂
車載状態の計測で効率化を図る
地上型レーザスキャナを使用し、現地計測を3週間で完了
計測データから三次元地形データを作成
三次元地形データから数値地形図作成へ
- 三次元モデルで生成した等高線に水部・構造物を測定した補測データ(TS観測)を合成して平面図を作成。
- 三次元モデル上の線形条件で指定された位置・間隔で標高計算を行い、縦横断面図を作成。